地域の子どもたちを守る力になろうと、阿蘇市にヒーロー「人にやさしか隊マモルンダー」が登場した。一の宮町商工会青年部(40歳以下)が隊員となり、町内の安全に目を光らせている。
普段は、青年部員約30人の店や商品配達で町中を走り回る車に目印のロゴマークを張り、子どもたちがいつでも駆け込めるようにしている。
子どもたちに覚えてもらうため、昨年暮れから旧一の宮町内の小学校や保育園を訪ね、看板を立てて回った。子どもを襲う悪党を倒す寸劇も披露する。幼稚園では「怖い、何か変だと思った時は、このマークのお店や車に言ってきて下さい。家まで送り届けます」と呼びかけた。
隊長の池田知巳さん(37)は「今後は私たちの世代が町を担い、子どもたちを守るんだ、という自己啓発の意味合いもある」と話す。救急救命術の習得など、さらに地域の役に立てるよう構想を練っている。
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