同法案は、内閣官房に総合海洋政策本部の設置を定めている。本部長は首相が務め、担当大臣を新設。資源開発、環境保全、海上輸送の振興やその際の安全確保など、海に関する総合的な施策を「海洋基本計画」としてまとめる。
国連海洋法条約で、沿岸200カイリが排他的経済水域(EEZ)と位置づけられ、世界各国は自国周辺の海域で資源管理などの動きを強めている。海洋政策を一元的に担う部局を持つ国も増える一方で、日本は複数省庁が縦割りのままで進めていると、対応の遅れが指摘されていた。
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