2007年03月09日(金) 20時12分
住友生命、不払い調査員大増強、4千人増(朝日新聞)
住友生命保険は9日、保険金・給付金の不払い調査のため、専従の人員を約4000人増やして約4200人態勢で調査に乗り出すと発表した。生保各社は自主調査が不十分だったため、不払い件数を再調査して4月13日までに報告するよう金融庁に命じられている。最大手の日本生命保険も内勤社員の4割にあたる約4000人を増やし約5200人態勢で洗い直す方針で、生保業界全体で数千人レベルの調査人員増強の動きが相次いでいる。
住生は社長をトップとする「保険金等支払改革推進本部」を6日付で設置。昨年4月から約200人態勢で調査してきたが、調査内容を拡充するため内勤社員の約3割にあたる約2400人が調査にかかわる。残る約1800人は派遣社員らを起用する。
日生も「確実に3〜4月の業績は下がるだろうが、きっちりとした調査を優先する」(岡本圀衛社長)と増員に動いた。第一生命保険も先月から約5000人を調査に追加投入し、約5200人態勢で調査を進めている。
http://www.asahi.com/business/update/0309/157.html