大手メガバンクは、そろって公的資金を完済し、成長戦略を描くことが課題となっている。韓国ではここ数年、都市部を中心に不動産価格が上昇し、資金需要が増える傾向にあり、三井住友銀は韓国の最大手銀行グループとの包括提携によって海外事業を強化し収益拡大を図る考えだ。
ライバルのみずほフィナンシャルグループが米国に金融持ち株会社を設立するなど、メガバンクが収益拡大のため海外事業を拡大する動きが一段と加速しそうだ。
三井住友銀は国民銀行と、将来収益を見込んだ融資であるプロジェクトファイナンスを共同で行っていくほか、お互いの顧客が日韓それぞれに海外進出する際の資金調達や情報交換などの分野で幅広く連携する方針。また韓国に進出した日本企業に対しての金融サービスを共同で行うことも検討する。
韓国の銀行との提携では、昨年みずほグループが韓国第二位の金融グループ「新韓金融持株会社」など二行と資本業務提携している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20070309/eve_____kei_____001.shtml