市によると、一年以上保育料を滞納して市長の面談対象になるのは、児童百二十九人の保護者で滞納総額は約六千万円(二月末現在)。
面談は四月から半年かけ、保護者の希望時間に阿部市長が保育所などに出向く。家計が苦しい場合は減免や分割払いなどの相談に乗り、悪質な場合は、強制執行など法的措置をとるという。
市内の認可保育所は公営・民営計百十七カ所で、二〇〇五年度の収納率は約92%。〇三年度から三年間で市が不納欠損処理した額は約一億六千五百万円に上る。同市の月額保育料は、保護者の前年度所得に応じて二十五段階で設定され、平均約二万三千八百円。
阿部市長は「原則、支払えない事情はないと考えている。保育料を払っている保護者や待機児童の問題を考えると、公平性の観点から見逃せない」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070309/mng_____sya_____011.shtml