インドネシア・ジャワ島中部ジョクジャカルタの空港で7日起きた国営ガルーダ航空機炎上事故で、1夜明けた8日、原形をとどめていた垂直尾翼が引き倒された。理由は不明だが、現場記者の間では「尾翼の同社マークを隠すためだろう」とささやかれている。
目撃者によると、8日朝までに、ヒンズー教の神聖な巨鳥「ガルーダ」をかたどったマークがペンキのような物で塗りつぶされ、午前9時ごろ、兵士や警官ら約10人がロープを掛けて引き倒した。
格安運賃の民間航空機の事故が相次ぐ同国で、ガルーダ航空は「比較的安全」と見なされていた。同社広報担当者は「引き倒したか確認できないが、社のイメージ悪化を避ける措置かもしれない」と話している。(共同)
ZAKZAK 2007/03/09