女性6人に乱暴したとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた高知市の無職の男の被告(47)に、松山地裁は8日、求刑通り、有期刑の上限となる懲役30年の判決を言い渡した。
前田昌宏裁判長は判決理由で「証拠を残さないよう軍手やマスクを準備するなど、計画的で手慣れた犯行。恐怖心を植え付け乱暴し、態様も卑劣」と述べ、被告が強姦罪などで3回、実刑判決を受け服役していることを指摘。「性犯罪への性向は極めて根深い。有期刑の上限で罪を償わせるのが相当」とした。
判決によると、被告は2005年2月から5月に香川、愛媛、高知の3県で、女性の自宅へ侵入するなどし、6人に乱暴した。
ZAKZAK 2007/03/08