東京都港区の福祉関連会社「コロニーワイズ」が聴覚障害者らに手話を使ってウソの投資話を持ちかけ、生活資金などをだまし取った事件で、東京地検は7日、同社社長、小林洋子容疑者(55)ら3人を詐欺罪で東京地裁に起訴した。
同社は2000年以降、18都県の約270人から計約27億円を集めたとされており、同地検などで余罪を調べている。
起訴状などによると、小林容疑者ら3人は、耳が不自由な山梨県の男性に、手話で「2000万円いただければ、月10万円もらえます。元金は保証します」などとウソをつき、05年4月、小林容疑者らが管理する口座に現金を振り込ませるなどして、計2300万円をだまし取った。