漫画「家栽の人」で知られる毛利甚八さんの作。毛利さんは同日の記者会見で、最高裁などが作った広報映画を「人間の性格や感情の動きが全く描かれていない。裁判官は全員いい人という前提で描かれている」と批評。今回の漫画では裁判官3人のそれぞれの性格に気を配ったという。
漫画では、右陪席判事が「法廷でうそをつく被告人をたくさん見てきた」と発言して裁判員から批判を浴びる「悪玉」として描かれる一方、裁判長は制度の意義を裁判員たちに説く「善玉」として登場する。
希望する学校(中学校以上)や図書館には3部、公共機関・医療機関には1部を無償で送る。個人や企業には1部100円で販売する。問い合わせは日弁連(03・3580・9844)へ。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200703080237.html