2007年03月08日(木) 18時53分

参院福島選挙区に知事落選の森氏　迷走の末、公募で決定（朝日新聞）

　自民党福島県連は８日、７月の参院選福島選挙区（改選数２）に、弁護士で新顔の森雅子氏（４２）を擁立すると発表した。森氏は、昨年１１月の同県知事選に自民、公明両党推薦で立候補して落選。その後、参院福島選挙区について、４月の補欠選挙（被選挙数１）と７月の通常選挙の両方の自民党の候補者選びが迷走するなか、森氏は党が実施した公募に応募していた。同党本部は１２日に公認を決定する。

　自民党は２月に実施した公募に応じた２９人から選考を進め、同２６日に県議の山口勇氏（６９）を補選の候補者として公認。森氏は、山口氏と同様に最終選考まで残り、通常選挙の候補者として最有力と見られていた。

　ただ、森氏については「県内に地盤がない」などの理由で、通常選挙の候補者とすることに主に県連側に異論が根強かった。公認するかどうかは民主党側の動向を見てから最終的に決めるとして発表を遅らせてきたが、早く森氏に決めるべきだとの中川秀直幹事長ら党本部側の判断で、この日の発表となった。

http://www.asahi.com/politics/update/0308/012.html