米下院には、慰安婦問題で日本政府の「明確な謝罪」を求める決議案が提出されており、審議にも影響を与える可能性がある。
米紙ニューヨーク・タイムズは六日付社説で、首相発言を取り上げ「安倍首相は傷ついた日本の評判を修正するよりも、自民党右派勢力の歓心を買うことに熱心なようだ」と批判した。
「女性たちは強制徴用され、内部で行われていたのは買春ではなく連続レイプだった。日本は事実をゆがめることによって恥をかいているだけ」とした上で「日本の政治家は恥ずべき過去を克服するための第一歩として今こそ事実を認めるべきだ」と結んでいる。
翌七日には、ロサンゼルス・タイムズ紙の社説も「安倍首相は歴史見直しという非常に嫌悪すべき傾向がある右翼勢力に迎合することによって中国、韓国との関係改善をぶちこわしてしまった」と首相発言を批判した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070308/eve_____kok_____003.shtml