午前の協議で日本代表の原口幸市・日朝国交正常化交渉担当大使は、拉致問題に関し(1)生存者の帰国(2)真相究明への再調査(3)拉致実行犯の引き渡し−などを要求。
これに対し、北朝鮮代表の宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使は「日本側の要求に応え、できる限りのことはやってきた」と述べ、拉致問題は解決済みとする従来の立場を表明。同時に宋氏は「これ以上議論しても意味はない」と反発した。
北朝鮮側は午前の協議の最後に「立場の違いが大きいことが分かった」と発言し、午後の協議を見送る意向を表明した。
しかし、日朝が七日夜にかけて日程調整を進めた結果、八日は国交正常化問題に加えて、拉致問題も再度協議することで合意した。
ただ、宋氏は七日夜、ハノイの北朝鮮大使館前で記者団に「明日(八日)の協議は午前で終わる。その後に記者会見をする予定だ」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070308/mng_____kok_____001.shtml