不二家は一月中旬に不祥事が発覚し、その後、藤井林太郎前社長が引責辞任。藤井家以外から初めて桜井康文氏が社長に就任した。現在、取締役には藤井正郎氏、藤井義郎氏の兄弟が残っている。二人は今年六月で改選期を迎えるが、取締役候補に入れない方針だ。
また、不二家の決算の半期報告書によると二〇〇六年九月末時点で、藤井一族は少なくとも約6%を保有する事実上の筆頭株主。「消費者の信頼を得るには創業者一族に不二家株を手放してもらうのが筋だ」(取引銀行関係者)との意見もあり、不二家は一族に同社株の放出を求めることも検討していく。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20070307/mng_____kei_____003.shtml