AP通信など複数の米メディアによると、チェイニー米副大統領は5日午後、左足ふくらはぎに違和感を覚えたため、ワシントン市内の病院で診察を受けた。その結果、長時間同じ姿勢を続けるなどの原因で血のかたまりができる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)になっていることがわかった。
早期に発見され、投薬で対処できる範囲内だったため、診察後はそのまま執務に戻り、支障はなかった、としている。
66歳のチェイニー氏は心臓に持病があり、01年にはペースメーカーを埋め込む手術を、05年には両ひざ裏に見つかった動脈瘤(りゅう)の除去手術をそれぞれ受けた。2月下旬に、日本やオーストラリア、パキスタン、アフガニスタンを歴訪。計約65時間を機中で過ごして帰国したばかりだった。