電気通信事業者協会が7日発表した携帯電話3社の2月の契約数(月末時点)によると、新規契約数から解約数を差し引いた純増数はKDDIが22万4400件と7か月連続で首位となった。
ソフトバンクモバイルは12万400件、NTTドコモは10万2200件の純増だった。
3社が同日発表した2月の「番号持ち運び制度」の利用状況によると、KDDIは他社の契約者の転入が他社への転出を9万4700件上回り、昨年10月に制度を導入して以来、5か月連続で「転入超過」となった。逆に、ソフトバンクは2万600件、ドコモは7万4200件の「転出超過」で、KDDIが優勢を維持した。
ドコモは、2月としては過去最多の13機種の新型携帯を投入したが、番号持ち運び制度で転出超過が多く、純増数は前年同月(16万2300件)を下回った。
ソフトバンクは、1月16日に導入した月額基本料980円の新料金プランが好調で、2月の純増数はボーダフォン時代の前年同月(1万2200件)から大幅に増えた。