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2007年03月07日(水) 18時36分

東京電力が顧客情報47万人分紛失 誤って処分か朝日新聞

 東京電力は7日、同社の営業区域内の1都7県の9支店で、計約47万人分の顧客情報を記録したマイクロフィルム2326枚を紛失した、と発表した。同社では、昨年11月に神奈川支店で約21万人分、今年2月末に千葉支店で約11万人分のマイクロフィルムの紛失が判明しており、その後の社内調査で新たな紛失が明らかになった。これで同社の全10支店で計約79万人分の情報を紛失したことになる。

 東電によると、紛失したマイクロフィルム(11センチ×15センチ)は、顧客の照会用に過去8年分を各支店で保管することになっており、契約者名や住所、銀行口座番号、電力使用量などが記録されている。このうち、保管期限内の99年2月から04年5月までの記録の一部がなくなっていた。紛失した個人情報は、同社の全契約者2770万人の約3%分に相当する。

 社員が、顧客からの問い合わせなどでフィルムを閲覧した際に返却場所などを間違ったせいで、誤って廃棄処分にしてしまったらしい。外部への流出や悪用された例などはない、としている。

 同社は、社員が自由に閲覧していた管理体制を見直し、閲覧の際などに管理職の許可を求めることにした。

http://www.asahi.com/national/update/0307/TKY200703070221.html