東電によると、紛失したマイクロフィルム(11センチ×15センチ)は、顧客の照会用に過去8年分を各支店で保管することになっており、契約者名や住所、銀行口座番号、電力使用量などが記録されている。このうち、保管期限内の99年2月から04年5月までの記録の一部がなくなっていた。紛失した個人情報は、同社の全契約者2770万人の約3%分に相当する。
社員が、顧客からの問い合わせなどでフィルムを閲覧した際に返却場所などを間違ったせいで、誤って廃棄処分にしてしまったらしい。外部への流出や悪用された例などはない、としている。
同社は、社員が自由に閲覧していた管理体制を見直し、閲覧の際などに管理職の許可を求めることにした。
http://www.asahi.com/national/update/0307/TKY200703070221.html