交通事故で死亡した児童ら5人の写真をホームページ(HP)に無断掲載したとして、警視庁生活経済課は6日、東京都羽村市の小学校教諭、渡辺敏郎被告(33)(児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で起訴)を著作権法違反(著作権侵害など)の疑いで再逮捕した。
児童5人のうち1人の無断掲載については、遺族の告訴を受けた愛知県警が昨年9月、同法違反容疑で渡辺被告を書類送検していたが、同課では今回、この児童の分も含めた著作権侵害行為を立件する異例の対応を取った。
調べによると、渡辺被告は2005年10月16日、赴任していた小笠原諸島・父島の自宅で、名古屋市で02年9月に事故死した片岡樹里ちゃん(当時3歳)ら児童5人の遺族が作ったHPから、両親らが撮影した児童の写真計16枚を自身のHPに無断掲載した疑い。