2011年の地上デジタル放送(地デジ)移行により、最大で約2600万台のブラウン管テレビが廃棄される——。電子機器メーカーで作る業界団体「電子情報技術産業協会」が6日、そんな予測を明らかにした。
同協会によると、現在の国内のブラウン管テレビは8580万台。アナログ放送が終了する11年段階で3543万台が残っているが、このうち1428万台は地デジ対応テレビへの買い替えにより廃棄される。これに通常の買い替え需要を合わせると、廃棄されるテレビは最大で2567万台にもなるという。ちなみに06年に廃棄されたのは900万台。
その一方、業界では、11年以降もブラウン管テレビを廃棄せず、地上デジタルチューナーに接続して使用する視聴者も多いと見ている。