2007年03月07日(水) 06時19分
日本興亜損保、医療保険など「第3分野」の販売を中止へ(朝日新聞)
損害保険大手の日本興亜損保は、医療保険など「第3分野」商品の販売を今夏にも中止する方針を固めた。今後、同分野商品の販売は子会社の日本興亜生命保険に移管する方向だ。同分野で大量の保険金不払いが見つかったことを受け、似た商品を扱う日本興亜生命に一本化し、契約管理などを行いやすくする。
損保大手では、すでに東京海上日動火災保険が第3分野の一部商品の販売中止を決めており、各社で同様の対応が広がる可能性もある。
日本興亜が本体での販売中止を検討しているのは終身医療保険や、がん保険など。東京海上日動よりも販売中止する商品の範囲を広げ、所得保障保険などの販売も生保子会社に移す方向だ。
販売を一本化することで、グループ内の販売推進や支払い手続きなどを効率化する狙いもある。06年4〜9月の第3分野商品販売は本体で5万件余り、子会社では6000件余りだった。
http://www.asahi.com/business/update/0307/039.html