日本生命保険は5日、矢崎妙子・支配人法人市場営業部長(59)が、25日付で執行役員に昇格する人事を発表した。日本生命で女性が執行役員以上の役職に就くのは初めてで、大手生保でも例がないとしている。
矢崎氏は1971年、保険外交員の「セールスレディー」として入社後、一貫して営業畑を歩いた。支社長など管理部門でも手腕を発揮し、社内では表彰の「常連」として知られる。
矢崎氏は「大変光栄なことで、職員の代表として精いっぱい努めたい」とコメントしている。
日本生命では、経営に女性の声を反映させ、保険金の不払い問題などで低迷する保険販売のテコ入れを図る狙いもある。