オウム真理教(現・アーレフ)の新代表に内定したとされる野田成人幹部(44)。麻原彰晃死刑囚(52)の側近として、教団内で2番目に高い位の「正悟師」の地位を獲得していたが、不可解なことに一連のオウム事件では逮捕を免れていた。
野田幹部は1987年10月に出家し、東大物理学科を中退。教団の車両省大臣を務め、麻原死刑囚の“官房”ともいえる「長老部」に所属したが、地下鉄サリン事件などのオウム事件関連では逮捕を免れた。
このため、「野田幹部の親族が自民党長老議員と親しく、その関係が捜査に影響を与えたのではないか」と報じる週刊誌もあったが、00年に暴力行為で、04年には薬事法違反で逮捕されている。
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