同高裁は2月19日付で、誤って判事補の職務代行を発令。判事補は5日までに、(1)控訴審の第1回公判4件(2)判決言い渡し2件(3)保釈の許可か却下を決める抗告事件3件(4)勾留(こうりゅう)更新決定12件、の計21件にかかわった。
(1)については無効と判断して審理をやり直す。(2)については、言い渡しに立ち会っただけで判決内容には関与しておらず、必要があれば上告するなどの手続きをとるよう検察側や弁護人に説明した。(3)については関係者に連絡し、決定に不服があれば再度請求してもらい、(4)については別の判事を加えて改めて更新決定したという。
2日に最高裁からの指摘でミスが判明。判事補は5日付で改めて最高裁から職務代行の発令を受けたという。
http://www.asahi.com/national/update/0305/TKY200703050271.html