フランチャイズ店である飯田橋神楽坂店では40年近く前から、ペコちゃんの顔をかたどった生地に小倉あんなどを入れた大判焼き(1個105円)の販売を続けてきた。観光客や地元大学生から親しまれ、1日1、2000個を売り出していた。しかし、不二家本体のずさんな品質管理の発覚に伴い、1月15日に販売を中止した。
同店の平松南社長(64)は、不二家の経営陣刷新と衛生管理体制が整ったと判断、販売を再開することにした。この間、店には励ましの手紙やメールが数十通寄せられた。平松社長は「お客さんの期待に応えられるよう緊張感を持って販売を続けていきたい」と話している。