沖縄県東村の比嘉勝正・前助役(62)が、村の公金を担保に3500万円を借り入れて私的に流用していたことが分かった。金の使途ははっきりしていないが、全額返済しているという。
同村によると、比嘉前助役は収入役だった2002年6月、農協から村の定期預金約7000万円を担保に3000万円、助役だった05年2月には同様に500万円を借りて流用した。2月5日、村の担当者が定期預金の更新手続きをしようとして発覚した。
比嘉前助役は昨年12月に辞職。今年4月の村長選に出馬を表明した後、体調不良を理由に断念し、入院中という。