万引きした商品を質屋で処分する際、他人名義の保険証を使い、犯罪収益であることを隠していたとして、茂原署は2日、窃盗などの罪で逮捕・起訴されている住所不定、無職小野弘之容疑者(44)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで千葉地検に追送検した。
調べでは、小野容疑者は05年11月、松戸市内の電器店で盗んだパソコン1台を千葉市内の質屋で売却する際、他人名義の保険証で身元を偽り、犯罪で得た商品を処分した疑い。
同署によると、小野容疑者は3年ほど前から千葉、茨城両県の量販店で、万引きを繰り返し、確認されただけで約3200万円相当のカーナビやパソコンなどを盗んでいたという。これを質屋に計1843万円で買い取らせ、フィリピンに住む愛人への送金や自らの生活費などに充てていたという。
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