消費者金融大手の武富士は3日、有人店舗の2割弱にあたる91店を5月末までに閉鎖する方針を明らかにした。
武富士は昨秋、約1400店ある無人店舗のうち約100店を閉めるコスト削減策を打ち出したが、上限金利の引き下げを柱とする改正貸金業規制法が昨年12月に成立したことなどから、さらなるリストラが必要と判断した。
閉鎖店舗の従業員は他部署に振り向けて吸収し、希望退職者の募集などは行わない方針。
業界では昨秋以降、アイフルやアコム、米シティ・グループ傘下のCFJなどが抜本的なリストラ策を相次いで打ち出しており、店舗や従業員の減少が急速に進んでいる。