県特産の落花生を模したキャラクター人形「まめもっこり」が県内の土産店で人気を集めている。県内の観光土産品企画製造卸会社が、下腹部を膨らませた姿で有名な北海道土産「まりもっこり」の製造元からお墨付きを得て、1年前から売り出した“兄弟”品だ。たれ目の表情やジャージーを着た下腹部を膨らませる姿は本家そっくりで、学生や若いカップル、中高年と幅広い年代層が店頭で手にしている。(神元敦司)
「まめもっこり」はたれ目とピンク色のほおが特徴で、黄色いジャージーを身にまとい、膨らんだ下腹部が目を引く。背中に「CHIBA」と書かれている。
販売しているのは「正和物産」(鴨川市)。取引先から「千葉でも『もっこりシリーズ』を出せないか」と打診されたのをきっかけに企画した。
「まりもっこり」は阿寒湖にある国の特別天然記念物・マリモを模している。「ならば千葉は落花生」。1年前の昨年3月から、県内のおみやげ店に卸し始めた。
もっこりシリーズを作るには、「まりもっこり」を製造する札幌市のメーカーから許可を受けた。同社公認の商品として、顔の表情などは本家と同じにしている。
当初は携帯電話のストラップやキーホルダーなど6種類だった。売れ行きの好調さに乗じて、灰皿やタオル、湯飲みなどと関連11商品を次々と追加してきた。
最近はまめもっこりがウエットスーツを着たサーファータイプも9種類。首から下が女優マリリン・モンローで胸を強調した「マメリンモンロー」も送り出した。
正和物産の伊丹正彦・統括営業本部長は「土産物雑貨の売れ行きが飽和状態にある中、販売数は突出している」と話す。取引額では類似の土産雑貨品の約10倍。同社の雑貨品全体の売り上げの約4割が、「まめもっこり関連」だという。
君津市にある同社の直営店でも、関連商品は他の土産ものより5〜10倍多く売れている。担当者は「学生や若いカップルだけでなく、年配の人たちが面白がって買ってくれる」と話した。
問い合わせは同物産(電話04・7092・1132)へ。
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000703020001