「携帯電話とインターネットに関するアンケート」と題した調査は昨年10、11月、市内の小学校から高校までの児童、生徒と保護者たちを対象に実施。このうち携帯電話の所持率がほぼ100%だった高校では生徒998人、保護者892人から回答を得た。
携帯電話の使用に関する注意・指導について、保護者の大半が何らかの対応をしており、「何もしていない」との回答はわずか4・5%。しかし高校生の18・6%は「何も言われていない」と回答した。
出会い系サイトによって性的被害を受ける危険を知っていた生徒は83%、わいせつ画像や残虐性のある描写など有害情報に触れる危険を知っていたのは50・8%。それでも携帯電話や自宅のパソコンでそれらにアクセスした生徒は、それぞれ半数近くに達しており、保護者らの監視が不十分であることを裏付けた。
このほか、出会い系サイトを利用したことがあると回答した生徒46人のうち、知り合った人と実際に会ったのは17人だった。
調査結果は、市長と教育関係者らで構成する3月下旬の「青少年問題協議会」で報告される。
(我那覇圭)
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20070301/lcl_____fki_____000.shtml