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2007年03月01日(木) 20時36分

エバラの商品で賞味期限改ざん 卸し業者が意図的に朝日新聞

 エバラ食品工業(横浜市)は1日、大阪府内のスーパーで販売した商品「担々(たんたん)ごま鍋の素」の一部で、賞味期限が意図的に改ざんされていた、と発表した。スーパーに納品する卸店関係者が、計240本の賞味期限を書き換え、店頭に置かれた際は、期限は最大で半年過ぎていた。エバラは「健康には影響はない」としている。

 対象の商品は、「元気」豊島店(大阪府池田市)と、みのお店(箕面市)の2店舗で、昨年9月から今年2月の間に販売された。同時期に卸店が、賞味期限表示が「2006・8・6」と「2006・9・16」の商品で、「2006」の「6」の字を「8」に書き換え、2年先の期限表示にしていた。

 卸店側は「抱えている在庫が期限切れになったので書きかえてしまった」と説明しているという。エバラでは卸店関係者に対して法的な措置も検討する。

 対象商品を自主回収する。問い合わせはエバラ(0120・892・970)へ。

http://www.asahi.com/national/update/0301/OSK200703010088.html