大阪南港で押収された約2・8トンの象牙=1日午前、大阪市住之江区で
大阪税関は公開に合わせ、パズルを組み合わせるように、切断された未加工品を一つひとつつなぎ合わせて元の象牙の復元を試み、約130頭分の象牙密輸を水際で阻止した成果を強調した。象牙は証拠品として数年保管した後、産出国が突き止められれば、経済産業省を通じて返還される。
ワシントン条約で89年に象牙の商業取引が全面禁止されて以降、国内では品薄状態が続き、押収した象牙の市場価格は10億円を超えるとも推定されている。密輸組織の実態は解明されていない。
http://www.asahi.com/national/update/0301/OSK200703010064.html