市建築安全課によると、水落氏の構造計算書は、屋上部分の壁の重さなど一部の荷重計算に誤りがあったほか、間仕切り壁やバルコニーが設計図と実際の建物で一致しないなど、図面との不整合も見つかった。市はこれらを修正したうえで独自に計算。水落氏と民間確認検査機関が示した再計算の資料も検討した結果、建築基準法で認められた手法が用いられており、妥当と判断した。
別のホテルで強度不足が指摘される中、アパグループは1日朝から同ホテルの営業を停止したが、市の検証結果を受けて急きょ再開した。市はさらに、水落氏が関与した同グループのマンション1件の検証も進めており、今月中に結論を出す方針。
http://www.asahi.com/national/update/0301/OSK200703010103.html