東京理科大(東京都新宿区)は1日、薬学部の学生や卒業生約8800人分の個人情報が保存されたパソコンのハードディスクを教員が持ち出し、何者かに盗まれたと発表した。
ディスクに保存されていたのは、卒業生約8000人分の氏名、住所、電話番号、勤務先などが書かれた同窓会名簿と、在校生約800人と卒業生1200人の1997年度以降の10科目の試験の得点など。
同大によると、先月24日深夜、同学部助教授(56)がつくばエクスプレスで帰宅する際に酒に酔って眠り込んでしまい、その間にハードディスクの入ったかばんを盗まれたという。
助教授は同学部の同窓会幹事で、大学に対し「持ち帰るつもりはなかったが、うっかりカバンの中に入れてしまった」と説明しているという。