(1)は米国研究者が「新しい有酸素運動を毎日3分間実践すれば、脂肪燃焼効果がある」と発言したようにテロップを流したが、実際には「3分間の運動をして代謝を大幅に上げることを示した研究を見たことはない」と発言していた。
(2)は米国の研究者の見解を論拠としていたが、研究者はダイエット効果を認めていなかった。これまで報道によりねつ造が指摘されていたが、初めてねつ造を認めた。「レタスで快眠」など、ほかに報道で指摘されている7件については「番組基準などに違反した部分は認められない」とした。
(3)はパンだけ食べた時と、先にミカンを食べた時の血糖値を比較する実験で、被験者の測定結果に事実と異なるグラフを用いた。報告書では全520回の放送分は現在も調査中で、3点以外にも疑問の残る放送回があることも示されている。
千草社長は「本当に申し訳ない」としたが、進退問題については「原因究明、再発防止が責務」と明言を避けた。