2007年02月28日(水) 19時33分
佐藤工業前会長に懲役6カ月の実刑判決 福島談合事件(朝日新聞)
福島県発注の公共工事を巡る談合事件で、競売入札妨害の罪に問われている県商工会議所連合会の元会長で、地元建設大手「佐藤工業」の前会長佐藤勝三被告(67)に対する判決公判が28日、東京地裁であった。小池勝雅裁判長は「公正な価格形成を妨げる悪質な犯行」として、懲役6カ月(求刑懲役10カ月)の実刑判決を言い渡した。同事件の一連の公判で実刑判決は初めてとなる。
判決によると、佐藤被告は04年、同県が発注した流域下水道工事の入札で、自社と東急建設の共同企業体(JV)に落札させるため、自社の業務担当者に指示して談合した。
共謀したとされる東急建設東北支店元副支店長の門脇進被告(63)と設備会社社長の辻政雄被告(60)は、いずれも同地裁で有罪判決を受けている。
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY200702280313.html