同出納局によると、ビール券を換金したお金は90年から95年にかけて入金されてきた。このほかにも、職員が出した送別会の参加費や記念品代が入金されており、これらを通帳で管理し、他県からの視察者の昼食代や土産代、退職者の送別会、新年・忘年会などに使っていたという。
通帳は同室の担当者3人が管理し、97年4月に職員の一人が引き継いだが、その後、どうして良いか分からず、自宅で保管を続けていた。しかし、まったく使用がないため、今年1月に銀行から県に通知があり、存在が明らかになった。
東京電力は「00年以降は中元や歳暮を贈った記録はない。それ以前は分からないが、常識の範囲内ではあったかも知れない」。また、東北電力は「中元と歳暮の時期に95年まで4000円ずつを贈っていた」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY200702280336.html