調べでは、同クリニックは05年夏ごろ、交通事故で治療を受けた患者について、診療日数を水増しした診療報酬明細書(レセプト)を作成。約100万円の診療報酬を保険会社に不正請求し、だまし取ろうとした疑い。保険会社の調査で発覚し、県警に被害届を出していた。
同クリニックは01年6月、内科、小児科、整形外科など6科を掲げる診療所として開業。しかし、05年1〜11月に計約232万円の診療報酬を不正請求、受給していたとして、千葉社会保険事務局が06年8月、保険医療機関の指定と元院長の保険医登録を取り消した。同クリニックは現在は閉鎖している。
県警は不正請求に利用された35人以上の患者を特定しており、不正請求の経緯などについて慎重に捜査を進める。
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY200702280241.html