海上保安庁は28日、出張旅費を過大請求していたとして、職員30人を懲戒処分にしたと発表した。
内訳は減給1か月(20分の1)が2人、戒告が28人。このほか6人を訓告、8人を厳重注意とした。
同庁によると、2001年度から05年度までの5年間に412件、651万円分の過大請求が確認され、いずれも昨年中に返還させたという。
処分を受けた職員らは、実際には飛行機の割引チケットを利用したのに、旅行代理店にうその領収書を発行させるなどして通常運賃を請求していた。最高額は、5回の出張で計15万8千円を水増ししていたケースという。