資産運用などをアドバイスするファイナンシャル・プランナー(FP)の資格認定や養成を行うNPO法人「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」(東京都港区)の元理事、作田佳一容疑者(60)が、リベートを上乗せした代金を取引先の広告会社に請求させ、同協会に計約550万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は28日、作田容疑者を背任容疑で逮捕し、作田容疑者の都内の自宅などを捜索した。
調べによると、作田容疑者は2002年5月〜03年5月、取引先の広告会社にパンフレットの印刷などを発注した際、自分へのリベートを上乗せした代金約1960万円を請求させ、同協会に損害を与えた疑い。
作田容疑者は約10年前からリベートの上乗せ請求をさせていたとみられ、被害額は3000万円近くに上る可能性があるという。