県警監察課や交通指導課によると、警部補は前任地の名張署交通課に勤務していた2003年ごろに速度違反自動取締装置(オービス)で摘発したドライバーの速度超過の違反切符の処理をせずに放置したまま、昨年3月に交通部に異動した。
昨年8月に交通指導課が同署を業務指導に訪れた際、この違反処理が道交法(速度超過)の時効の3年を経過していることが判明したという。
さらに、この警部補が担当した中には、交通事故を起こした運転手に飲酒運転の疑いがあった事案の処理を怠って時効を迎えたものなども数件あった。ほかにも、適正な処理をしていない事故が複数見つかったという。
警部補は「仕事に忙殺され、処理が追いつかなかった。時効になった交通違反は、捜査をしたが運転手の所在がつかめず、上司に報告しないでそのままにしてしまった」と話しているという。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070227/mng_____sya_____018.shtml