７２私立中で必修漏れ卒業に影響せず　文科省発表（中日新聞）

2007年02月27日(火) 00時00分

　文部科学省は二十七日、全国の中学校で必修教科の履修状況を調査した結果、全体の０・７％にあたる七十二校で教科の未開設や大幅な授業時間不足が判明した、と発表した。いずれも私立で、国公立はゼロだった。

　単位制を採っていないため、卒業には影響ない。

　文科省によると、全国の私立中六百九十九校中、必修教科を各学年で開設していない私立中は愛知の一校を含む三十八校、時間不足は四十七校で、両方に該当するのが十三校あった。

　未開設の教科は技術・家庭、音楽、美術などで、道徳が３４％と最多。授業時間が少なかったのは技術・家庭が７２％とほとんどだが、社会（３％）理科（４％）もあった。

７２私立中で必修漏れ 卒業に影響せず 文科省発表 （中日新聞）