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2007年02月26日(月) 00時00分

和服散歩いかが 池袋で3月3日 老若男女問わず 東京新聞

 池袋の有志でつくる「伝統の池袋和服散歩の会」はひな祭りの三月三日、日本の伝統文化である着物を着てJR池袋駅西口を歩き、池袋の品格向上を目指す催し「和服散歩」を初めて計画した。子どもから年配者まで男女を問わず、どこからでも参加者を募っている。

 呼び掛け人は、平山知子会長(豊島区西池袋)。日本舞踊を教えている女性たちが昨秋、区民文化祭が開かれた豊島公会堂への行き帰りに和服姿で街中を歩いたところ、通行人に振り返られたことから思いついた。「池袋は他の副都心より立ち遅れて、犯罪の多い場所との悪い印象が先行する傾向にある」と懸念し、和服でイメージアップを図りたい考えだ。

 池袋西口公園を出発し、西口の公共施設や文化施設を巡り区勤労福祉会館まで一時間弱散歩する。見ている人に楽しんでもらうと同時に、歩いている人に池袋を知ってもらう機会にする。会の呼び掛けに、着物を着る機会のある区内大学の落語研究会も参加するという。

 七月には浴衣での夕涼み散歩など、今後も続けていく考え。平山会長は「西口以外へも広げたい。茶道や落語、日本舞踊など和服姿でのアトラクションを楽しめる機会にもしたい」と話す。

 参加希望者は午後一時に西口公園に集合。着替え場所は区勤労福祉会館(西池袋二)。問い合わせは平山会長=(電)(3986)6551=へ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070226/lcl_____tko_____001.shtml