テロは、ムスタンシリア大学の経済経営学部校舎があるキャンパスの正門で起きた。体に爆弾を巻いた男が、中間試験を受けるため登校してきた学生の中で自爆したという。大学の別の校舎も1月に爆弾テロを受け、学生ら70人以上が死亡している。
校舎はシーア派地区にあるが、学生にはスンニ、シーア両派が交じっているという。武装勢力は「大学はシーア派民兵組織マフディ軍の根城であり、スンニ派学生は近づくな」と繰り返し警告していた。
マリキ首相は24日、首都で進めている掃討作戦の開始から10日間で、武装勢力426人を拘束したと発表したばかり。しかし、テロが収まる気配は全くない。