都知事選立候補を求める市民集会の会場に入る浅野史郎・前宮城県知事=25日夜、東京都内のホテルで
集会は同日6時半すぎに始まり、浅野氏は同7時すぎに会場に入って大きな拍手で迎えられた。司会者に発言を促されると、「出席しなければ礼を失すると思った。(皆さんの)話を聞いてみたかった。びっくりし、感激して言葉も出ない」などと語った。閉会後、呼びかけ人の一人の五十嵐敬喜・法政大教授は「出席してくれただけで、ものすごい前進。都民の要望が強いことが胸に響いたと思う」と述べた。
浅野氏はこれまで、民主党などからの打診に対し、立候補の考えはないと繰り返し表明している。民主党は小宮山洋子衆院議員(58)や海江田万里・前衆院議員(57)を説得したが、前向きな返事は得られなかった。
党幹部からは「浅野さんが立候補するのが一番いい。立候補するなら党の候補は出さない」「石原(慎太郎)氏とは対照的な自然発生の動きを、浅野氏がどう受けとめるか動きを見守ればいい」などの声が出ている。
http://www.asahi.com/national/update/0225/TKY200702250245.html