二十八日に開く有識者による外部改革委員会(委員長・田中一昭拓殖大教授)に監査結果を報告、承認を得た上で、桜井康文社長が三月一日、会見を開いて「安全宣言」を出す方向だ。
一般菓子は、ケーキなど洋生菓子の期限切れ食材問題の影響でスーパーなど流通各社が販売を停止し、事実上の生産休止に追い込まれている。
不二家は「安全宣言」を踏まえ、流通各社に販売再開を訴えていくが、再開の動きがすぐに広がるかは見通しが立たない状況だ。ただ山崎製パンはグループのコンビニ「デイリーヤマザキ」で販売支援を行うとみられる。
一方、問題の洋生菓子については、衛生管理の体制づくりに時間がかかるため、三月下旬の生産再開を目指すという。
さらに不二家は、出直しの姿勢を示すため、販売停止で在庫となった一般菓子をすべて流通側から回収し、廃棄する案も検討していることを明らかにした。
だが回収した場合、多額の費用がかかることから、実施に踏み切るかどうか山崎側と協議している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070224/mng_____sya_____008.shtml