二十六日からの預金金利引き上げを発表したのは、三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそな、住友信託、中央三井信託の大手六銀行など。引き上げ幅は、代表的な商品であるスーパー定期(三百万円未満)の場合、四年物以下を中心に年0・05−0・1%。
一年物は各行とも年0・35%(税引き前)と、約十年ぶりの高水準になる。三年物は三菱東京UFJが0・35%で据え置き、他の五銀行は0・4%で並んだ。
普通預金金利は、日銀が追加利上げを決めた二十一日に発表済みの銀行が多く、住友信託は0・25%、他の各行は0・2%とする。
一方、三菱東京UFJ銀行は三月分の固定型住宅ローン金利を一−二十年の全期間で0・05−0・1%引き上げ、2・9−4・7%とする。
各行は、企業向け融資の基準となる短期プライムレート(最優遇貸出金利)を現行の1・625%から、最大で0・25%引き上げる方向で検討しており、連動する変動型住宅ローンも同じ幅で上がりそうだ。
既に融資を受けている借り手については七月から、新たに融資を申し込む利用者に関しては十月から適用される見通し。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20070224/mng_____kei_____003.shtml