同区によると、男は十三日に区役所で、偽造したとみられる運転免許証を提示し、区民証の発行を受けた。翌十四日には、この区民証を本人確認資料に使い、国民健康保険証の発行を受けた。
二十二日、なりすまされた男性会社員から「消費者金融から身に覚えのない内容の電話があった」と区に連絡があり、不正取得された区民証が本人確認に使われていたことが判明した。
区は、区民証の即日発行を中止し、自宅に簡易書留で郵送することにした。
区民証は本来、免許証などを持たない区民のため、同区が発行しているカード型の身分証明書。同区は住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)への接続を見合わせていて身分証明書にもなる住基カードが発行できないこともあり、二〇〇二年から約三千五百枚発行している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070224/lcl_____tko_____004.shtml