朝日を受けながら、佐世保湾内に入る米空母ロナルド・レーガン=24日午前7時55分、長崎県佐世保市で、本社ヘリから
レーガンは午前8時前、海上保安庁の巡視船に守られ、随伴のイージス巡洋艦レイク・シャンプレインと共に佐世保港を進んだ。労組の抗議船が海上デモを展開する中、陸から約1キロ沖に停泊した。
米海軍によると、レーガンと随伴艦で構成する空母攻撃群は、横須賀基地で修理中のキティホークの代わりに、2月上旬から西太平洋やインド洋を管轄する第7艦隊の指揮下で活動しているという。
佐世保港への原子力空母入港は02年以降、ほぼ2年に1回と定例化しており、1年足らずの間に2回寄港したのは冷戦時代の83年だけだ。
米海軍の動向に詳しい市民団体「ピースデポ」の梅林宏道代表は「北朝鮮への抑止力を働かせるため、米軍にとって佐世保は横須賀と並ぶ空母の重要な寄港地だ。できるだけ多くの寄港地を確保するため、地元の反応や港湾の状況を確認する目的もある」とみる。
http://www.asahi.com/national/update/0224/SEB200702240003.html