式には松崎署や、下田海上保安部をはじめ、漁業関係者ら約四十人が出席した。装着した船は地元の田子漁協(山本甫組合長)に所属する漁船、渡船の計四隻。船体に「防犯パトロール中」の広報板も設置し、夜間などで漁に出る際、点灯させて防犯にも役立てる。
同漁協によると、田子地区の海岸ではアワビを中心に、伊勢エビ、サザエなどの夜間の密漁が後を絶たず、不審な大型ヨットや、他県ナンバーの車がたびたび目撃されているという。青色回転灯の装着は、陸上での青色防犯パトロールをヒントにしたという。
四隻のうち、「第2はかまた丸」(一・五トン)の船長、袴田道孝さん(50)は「漁は未明になるが、その時に点灯し、密漁抑止の役目を果たしていきたい」と話した。
夏の観光シーズンにはマナー違反のボート、水上バイクなどの監視もして、事故防止を図っていきたいとしている。
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20070223/lcl_____siz_____002.shtml