ATMを被害者に操作させる詐欺では、犯人が「税金還付」のほかに「医療費を返す」などと電話をかけてくる。指示に従ってコンビニ店などのATMに行き、相手に電話をかけ直すと、操作の仕方を教えられる。言うとおりにすると、自分の口座から相手の口座に金が振り込まれてしまう。
一方、電話口で息子を装い「借金の保証人になり、金が必要になった」などと言う手口も後を絶たない。被害者には「振り込め詐欺では」と疑いながら、犯人と電話で話すうちに「やっぱり息子か」と信じ、指定口座に入金した人もいたという。
県警捜査二課は「家族に送金するなら、必ず本人名義の口座に振り込んで。また、税金や医療費を口座振り込みで還付することはない。口車に乗らないで」と呼び掛けている。
(梅野光春)
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20070223/lcl_____ach_____000.shtml