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2007年02月23日(金) 00時16分

パン・めん値上げの可能性も…日清が小麦粉価格改定読売新聞

 製粉最大手の日清製粉グループ本社は22日、業務用小麦粉の卸売価格を4月以降、改定すると発表した。パン向けの強力粉と、うどんや即席めん用の中力粉は24年ぶりに値上げする。

 価格転嫁の動きが製パン・製めんメーカーなどに広がる可能性もある。

 25キロ・グラム当たりの価格(消費税は含まない)は強力粉で20〜80円、中力粉で25〜60円の値上げとなる。一方、菓子用の薄力粉は据え置きまたは、最大45円の値下げとなる。

 国内で消費される小麦の9割は政府が輸入して製粉会社に売り渡している。その政府売り渡し価格が、4月から、24年ぶりに主要5銘柄平均で現行価格より1・3%引き上げられることに伴う措置だ。

 政府の売り渡し価格は、1952年から、国際相場の影響を受けない「年間固定価格制」が導入されてきた。しかし、4月からは、国際相場に連動した「変動価格制」に移行する。一方で、小麦の国際価格は10年ぶりの高値となっている。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070222i518.htm